◇3日 広島2-0中日(マツダ)
今季初登板の根尾が八回の1イニングを三者凡退に抑えた。昨年8月に先発登板し、3イニング6失点となったマツダスタジアムで好スタートを切った。先頭の中村奨を149キロのまっすぐで三邪飛。続く菊池はフォークを三遊間の深いところに打ったが、この回から遊撃の守備に入ったロドリゲスが逆シングルで候補すると、目の覚めるような「爆肩」を披露。根尾も驚くノーバウンド送球でアウトとした。3人目の同級生小園はフォークで空振り三振。直球は最速150キロで、背番号30が一足遅い開幕を迎えた。
2018年のドラフト1位で入団後、遊撃手→外野手→中継ぎ投手→先発投手→中継ぎ投手と変遷してきた。鳴り物入りで入団した甲子園のスターも気づけば7年目。同級生では小園のほか、巨人・戸郷、阪神・森下らが主力として活躍している。今季から守護神を務める松山も同い年。中日投手層は厚いが、まずはビハインドの場面で結果を残し、今年こそ1軍に定着したい。
根尾の初登板もうれしい限りだが、昨日、右手に四球を受けた細川が代打で四球を選んだこともほっとした。中日打線で最も離脱していけない男は細川だと思っている。勝率5割に戻ってしまったが、チーム状態は上向きだ。今日の敗戦は忘れて、再び連勝街道に踏み出そう。
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