三振上等

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◇DeNA5-0中日(横浜)

 初の開幕投手を務めたエース髙橋がまさかの6回途中5失点。打線は対中日7連勝中のDeNA・東から得点を奪えず、完封負けを喫した。ハマのエース左腕は今季も天敵として立ちはだかりそうだ。完敗ではあるが、「たかが1敗」と強がっておこう。

 新生井上竜の4番を任されたのは石川。結果は4打数無安打(3三振)と散々ではあったが、第1打席のレフトフライはスタンドまでもう一息という大きな当たりだった。今季は松中打撃コーチの影響なのか、4打席ともしっかりとバットを振ろうという意志が感じられた。昨季までの石川は、2ストライクに追い込まれると当てにいくような打撃で、ヒットこそ出るがホームランが出る雰囲気は感じられなかった。しかし、この日の3三振はいずれも力強いスイングを見せた。すぐに結果は出ないかもしれないが、今季はこのスタイルを最後まで貫いてもらいたい。ちなみに、昨シーズンの三振数トップ3は、ヤクルト・村上(180三振)、中日・細川(159三振)、阪神・佐藤(133三振)。三振の多さは強打者の証でもあるのだ。

 実績で言えば、4番は昨季23本塁打を放った細川なのだろうが、井上監督は石川を4番として育てることを選んだ。5番に細川が控えていることで、4番の石川はいくらか楽に打席に入れるはずだ。大減量を果たした6番中田の復活も望まれるところだが、今年はこの石川、細川、中田のクリーンアップに大いに期待したい。3年連続最下位のチームに失うものは何もない。三振なんて恐れるな。石川に求められているのは打率3割などではなく、30本のホームランなのだから。

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