土田のフルスイング

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◇中日4-6ヤクルト(バンテリン)

 これまでの当てにいくようなスイングは影をひそめ、豪快なフルスイングに変貌していた。村松のけがでチャンスが巡ってきた今季初スタメン(7番・遊撃)の土田が、3打数1安打1打点1四球と結果を出した。四回にはレフト線に落ちる大きな当たりで、二塁適時打。体の線はまだまだ細いが、明らかに変化していたのがスイングの強さだ。21年から23年まで出場試合数を伸ばしていたが、昨季はわずか17試合にとどまった。本人も期するものがあったのか、松中コーチの影響なのか、2ストライクに追い込まれても、決して当てにいくような打撃は見せなかった。

 村松や辻本、津田ら近年、ドラフトで毎年のように遊撃手を獲得しており、プロ5年目の土田の席はほとんどなくなっていた。今季もオープン戦で結果を残せず2軍スタート。しかし決してあきらめず、2軍で3割以上の打率を残し、1軍に戻ってきた。開幕前に想定していた福永、村松の二遊間はいずれもけがで離脱中。逆に言えば、誰にでもレギュラーを奪えるチャンスがあるということだ。土田は守備には定評があるだけに、ひとまず2割5分打てればレギュラーを取れるはずだ。

 井上監督は相手先発の左右に合わせて、その日先発させる二遊間を決めているとみられる。となると、常時出場するには左右を苦にせず打てるかどうかもポイントになる。明日のヤクルトの予告先発は右腕の奥川なので、左打ちの土田はおそらくスタメン起用されるだろう。土田のバットと守備で連敗を止めてくれ。

 

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