◇5日 中日1-2DeNA(バンテリン)
ドラ1ルーキー金丸の初登板を勝利で飾れず3連敗となった。金丸は右打者の内角をズドンとつく150キロ超の直球を武器に8奪三振。6回2失点と試合をつくったが、相手先発のケイの出来が良すぎた。逆転された四回一死一塁の場面で、蛯名の放った打球が金丸の近くに飛んだが、グラブは間に合わずセンター前へ。たらればを言っても仕方がないが、取っていれば併殺打で無失点で切り抜けられていたかもしれない。投手の球速や制球力はもちろん大切だが、守備力が高いほど自分を助けてくれる。初登板としてはナイスピッチングではあるが、何とも惜しいところであった。
DeNAは先発のケイ以上に、抑えの入江が素晴らしかった。150キロ台後半のスピンのきいた直球を連発。中日打線は当てるのが精いっぱいで、三者凡退に封じられ、全く得点のにおいがしなかった。これほどの投球が続くようであれば、松山の強力なライバルになるかもしれない。
3連敗とはいえ30試合を終えて、13勝15敗2分の借金2。首位とは、わずか3ゲーム差の位置につけている。打線に核がいない状況で、今季は四球と走力を絡め、何とか得点を奪おうとする姿勢は評価できる。細川のハムストリングのけがは心配だが、新たに昇格した鵜飼がチャンスを掴めるか。岡林と上林のバヤシコンビ以外、レギュラーが固まっていない状態だ。いい競争の中で、勝ちを拾っていくしかない。
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