被弾しない男

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◇29日 中日4-1阪神(バンテリン)

 新守護神の松山が3者連続三振で締め、両リーグ最速の10セーブ目を挙げた。チームの全10勝でセーブを記録するという珍記録が続いている。かなり気が早いが、シーズンに換算すると60セーブにもなる。2017年にソフトバンクのサファテが記録したシーズン歴代最高の54セーブを上回る、驚異的なペースだ。巨人に移籍した前守護神のマルティネスの穴を埋めて余りある活躍を見せている。

 さらに驚かされるのは、23年のデビュー以来、被本塁打ゼロを継続していることだ。400人以上もの打者を相手にしながら、1度たりともスタンドへボールを運ばせていない。クローザーにとって、本塁打を打たれないことほど頼もしいことはない。

 自身初の月間MVP獲得も視野に入る。昨年の3,4月度はマルティネスが月間MVPを初受賞しており、獲得すれば昨年7月の髙橋宏斗以来となる。一方で、井上監督は試合後、「松山を登板させずして勝つのが野手陣の目標」とも語った。9連戦初戦はいいスタートを切った。松山の記録にも期待したいが、松山が出なくても勝てる試合も増やしたい。

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