和製大砲は育つか

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◇阪神2-3中日(甲子園)

 井上監督の我慢もここまでか。全13試合で4番に名前を書き続けた石川が2軍降格となった。打率1割台に本塁打ゼロ。三塁の守備でも足を引っ張っていたことを考えると、2軍落ちは致し方ないだろう。今一度鍛え直して、復調のきっかけを掴んでもらいたい。

 中日ではもう何年も、生え抜きの日本人スラッガーが育っていない。過去20年で30本塁以上または本塁打数リーグ上位5人に入ったのは、ウッズ(2006年47本など)、ブランコ(09年39本など)、ゲレーロ(17年35本)ら助っ人勢ばかり。日本人は西武からFA移籍してきた和田(10年37本)と福留(06年31本)の2人だけだ。

 平田、髙橋周平、ブライト、鵜飼など、長打力を買われて入団した選手たちも期待通りの活躍はできていない。それだけに、地元出身で生え抜きの石川にかかる期待はとてつもなく大きくなってしまう。しかし、チャンスは何度も与えられてきたはずだ。昂る一打で、中日の悪しき伝統を打ち破る姿を見せてくれ。 

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