名クローザーの系譜

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◇DeNA0-1中日(横浜)

10安打でわずか1得点。ヒットは打てども、点は取れない。それでも「中日らしい」得点を守り切り、再加入のDeNA先発、バウアーに土をつけたのは大きい。九回は今季からクローザーを務める松山が、1番から始まる上位打線をきっちり3人で切り、プロ初セーブを挙げた。

 昨季は開幕戦で打ち込まれたものの、終わってみれば59試合に登板し、防御率1.33。育成選手からスタートした剛腕が、最優秀中継ぎ投手賞を獲得するまでに成長した。巨人に移籍したライデル・マルティネスも育成出身。今季はこの2人の最多セーブ争いが見てみたい。

 過去を振り返れば、歴代最多セーブの岩瀬さんも、中継ぎで抜群の成績を残した後、伝説のクローザーとして長年君臨した。宣銅烈、ギャラード、岩瀬、マルティネスと、中日は不思議と名クローザーが多い。松山がこの系譜に加わることができるのか。24歳が新たな一歩を踏み出した。

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