◇ヤクルト2-0中日(神宮)
見慣れた光景というべきか。唯一にして最大のチャンスだった六回、無死満塁で上林が三振、細川が併殺に倒れ、あっけなく敗れた。井上監督は試合後、「8試合ずっと我慢してきたけど、何らかの形で今いるメンバーでやるってなったときには、ちょっと一考しないといけない、おれも柔軟に考えないといけない」と述べ、これまで起用し続けてきた4番石川を外すことも示唆したという。
これだけ打てないと、打線を大幅にテコ入れしなければならないのは確かだか、今季は4番石川を使い続けるのではなかったか。3連敗とはいえ、まだ8試合である。細川や中田も不調の今、石川1人の責任でもない。今はまだ我慢の時ではないか。
打線が沈黙する一方、チーム防御率は8試合を終えた次点でリーグトップ(2.00)。見事というほかない。投手陣には今季も負担をかけるが、もうしばらくは打線の歯車が回り始めるまで、踏ん張ってもらいたい。恐竜打線の開花が近いと信じて。
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