超投高打低

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◇中日1-2広島(バンテリン)

 ルーキー石伊のプロ初安打、初打点で先制するも、終盤に追いつかれ、延長の末力尽きた。初スタメンの辻本がバントを決められず、強硬策で併殺打。石川は打ち取った当たりを悪送球。二遊間も連携が十分とは言い難く、併殺打を取れない…。打てないことに加え、ランナーを送れない、守れないでは勝利を手繰り寄せることは難しい。勝率5割復帰はお預けとなった。

 明るい材料は八回に登板した新外国人のマルテ。最速157キロの速球で3人で片付け、ここまで計5試合に登板し、5イニング無失点。被安打はわずか1だ。今後、勝ちパターンでの起用が増えそうだ。打てない打線とは対照的に、先発大野も6回無失点の好投。この3連戦、マラー、柳、大野の先発陣はいずれも好投し、中継ぎ陣も安定していた。12試合でチーム防御率はセリーグトップ。脅威の1・99と文句のつけようがない。

 課題が打撃なのは明白で、数字の上では打線は2点を取りさえすればいい。しかしここまで打てないと、ヒットやホームランが出るのを待っていたのでは苦しい試合が続くだろう。四球、進塁打、バント、盗塁、犠牲フライなど、あらゆる方法で何とか2点を取る野球をするのが現実的か。あまりに地味な野球になってしまうことは否めないが、福永、ボスラーが戻ってくるまでは、泥臭く1点を奪いに行くべきだ。

 

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